五夜連続スタッフナイト最終日、生コメンタリー付き上映会に参加しました!
凄い裏話の数々で白目を剥きました……一時間がっつりお話聞けてとっても楽しかったです!
今回も雰囲気・ニュアンスレポですが、宜しければ▼からどうぞ。
※腐ってます。テンションが高いです。
まずは司会のコウジロウさんを拍手でお迎え。
生コメンタリー付き上映会だからか、「初めての人ー?」って聞いてました。
四章ではいたんですけど、今回はいなかったようです!
そして今日は諸注意ちゃんとありましたwww
木村さん、島村さん、赤根監督を拍手でお迎えすると……なんと皆さんアキトTとアキトパーカーwww
木村さんがワイヴァン隊のマークが背中に入った青いTシャツで、島村さん、赤根監督がそのパーカーバージョンを着てらっしゃいました。溢れる作品愛wwwって思ってたら……
コウジロウさん「その恰好どうしたんですか?(笑)」
木村さん「さっき入ったらいきなりお着替えさせられました」
島村さん「僕はいつもこれなんで」
赤根監督「僕も現場ではこれ着てるんだよ?」
着替えさせられてたwww
五夜連続スタッフナイトの締め日だからなんですかね!?
出てきた時まんまとテンション上がってしまいました。劇場スタッフ(?)粋な計らいだぜ…
そんな感じで、まずは一人ずつ挨拶を。
木村さん「今夜は生コメンタリー付きということで、コウジロウ君のリードに身を任せようと思ってます」
コウジロウさん「楽しようとするのやめて下さい(笑)」
島村さん「何を話すのかよくわからないんですが、よろしくお願いします」
赤根監督「五日間やって最後のコメンタリーなので、楽しんで頂けたらなと思います」
この後椅子を客席の方へ移動して、映像スタート。
赤根監督「始まりのこれ、四章のお尻と繋がってるんで、また四章見てみてください」
コウジロウさん「ここの絵、ラフの時コロニー墜落みたいでしたよね」
赤根監督「(笑)まぁ同じサンライズだからね」
レイラのクルーザーが通るシーン
コウジロウさん「レイラのクルーザー、これ何で赤いんでしたっけ」
赤根監督「これはレイラの私物だから。軍用じゃないので赤く塗ってるんです。レイラの持ち物は基本赤が多いんです」
コウジロウさん「でもこの赤いコートは?」
赤根監督「それは軍用だね(笑)ユーロピアは女の人の人権がかなり高いから。確か、手袋にも可愛い猫のワンポイントついてるんだよね」
コウジロウさん「それ見えるんですか?」
島村さん「見えないです(笑)」
ユキヤ救出のシーン、BRSが発動している輪っかを見て
コウジロウさん「あの輪っかでブレインレイドに繋がってるってことなんですよね?」
赤根監督「そうそう」
コウジロウさん「ユキヤって具体的にどこを怪我してるんですか?」
赤根監督「内臓を内出血していて、かなりの重症なんだよね。あと、実はアンナはユキヤのことが好きって設定があって。ハメルはアンナが好きなんだよね」
コウジロウさん「えー!?あ、でも、確かにハメルはよくアンナの隣にいましたもんね」
赤根監督「多分、レイラは性格がキツいからアンナなんだろうね」
ちょっちょちょちょちょちょっと待ってーーーーー!!??
全然気付かんかったしマジかよアンナ、ユキヤ君のこと好きだったの!??!?
確かにユキヤ君が重傷って聞いてフラッとしてたけども……ただ気が小さいだけかと思ってた……
あっそうか!でも確かに、ユキヤ病室で寝てるのに、何でこのくそ忙しい時にわざわざユキヤ機のコックピットをドローンにつけて機体用意してたんだ…?って思ってたんだけど、アンナなりの恋心からだったのかな。
ユキヤ機の手入れくらいしとかないと落ち着かない、みたいな感じだったのか?
マジかーーサラとかヒルダとかクロエにもユキヤ君ユキヤ君言われてたしなんかちょっと待ってもしかしてユキヤってモテるの…????
女子にモテるユキヤ……新たなる萌えの扉開いた感、ある(`・ω・´)キリッ
そして次は三剣豪の話に。
赤根監督「三剣豪はドレだけ一人年下なんだよね」
コウジロウさん「シンの部下っていうかマンフレディの部下だったんですよね?」
赤根監督「うん、三剣豪はマンフレディ卿の懐刀で、マンフレディが遺書でシンにミカエル騎士団の全権を委譲するって書いてたから従ってる。でも三人はシン認めてない……」
って言う話の途中でスザジュリの例のシーンが始まったもんで、監督!!監督三剣豪の話もうそれ四章で聞いたんで大丈夫です監督それよりこっちのシーンの話、監督ーーーー!!!!!って心の中で叫んでたら、我らがコウジロウさんがすかさずこっちに話を持っていってくれました。
コウジロウさん「これ……水は誰が差し入れてるんですかね?」
木村さん「そもそもコップが一つしかない……回し飲みするんですかね?」
その発想はなかったーーー!!このシーン見るの九回目だけど全然コップが一つしかないことに違和感がなかったーー!!
だってスザクとジュリアスが違和感の塊だから!!!!
確かにね……スザクの分のコップもくれよって言うね……ほんまそれやん……回し飲みとか間接ちゅー待ったなしやん……
正に首絞めシーンを見ながら、
赤根監督「あ、この辺、結城のぶちゃん」
コウジロウさん「ここのちょっとなんていうか……艶めかしいシーン」
赤根監督「最終章だからちょっと描いてくれない?って頼んだら描いてくれた」
木村さん「相変わらず裸足だしね」
赤根監督「ジュリアスは違うよ!」
コウジロウさん「それワンピースだからでしょ!」
赤根監督「最初ここ、下着だけにしようかと思ったんだけど、流石に止められた」
コウジロウさん「流石に僕も止めますよ」
赤根監督「まぁブリーフ一枚で男二人が牢屋に入ってたら変な感じになるよね」
変な感じどころの話じゃありません 事案です( ゚д゚ )
待って、監督の中ではスザクの下着はブリーフなの……!?!?お色は白ですか?!
っていうかそもそも囚人服ってあるよね普通…????
プロダクトワークス2でシャワールームあることが発覚したけど服は三週間以上そのままなの??下着も!?
この牢、洗濯機とキッチンもつけてくれ 1Kの愛の巣にしよう
そして、スマイラスのシーンになったところで……
コウジロウさん「あっ、スマイラスの話します?長くなりますよね。まぁ一時間だからしときますか」
赤根監督「ニュータイプのポスターの裏にちょっと書いたけど」
コウジロウさん「それ買えって話ですか(笑)ニュータイプの人は喜びますけど僕としては申し訳ないです。時空の管理者は、スマイラスと最初繋がってたんですよね?」
赤根監督「うーん。どうもギアスは人類のDNAに元々仕込んであったものなんだけど、人はギアスの力を負の感情や欲のために使っていくから、管理者はそれを排除しようと考えていて……それを知ってる人達もいる。その内の一人がスマイラスで。アキト達の一族もそう……かも。」
コウジロウさん「でも自分達がそこまで干渉できる感じじゃないんですよね」
赤根監督「そう。だから、人にやらせる。アキト達の一族がレイラのお父さんを殺したのかも知れない」
エッ、エェェェエエエエーーーーーー!!!!!!
今さらっと凄いこと言いませんでした!?す、すご、え、そんな因縁までついてたの!?
でも言い方的に『かも』が多くて曖昧にしたい感じだったから、赤根監督の中にあって脚本会議とかでは通ってない設定だったりするのかな?
まぁアキトもレイラもめっちゃ幼かったし、もう過去のことなんて知る機会もな……くはないなレイラのギアスあるわ………
ここら辺の話、本編でももっと語って欲しかったーーー!!
で、ここからは、スマイラスがどうやってレイラのお父さんを殺させて、何故時空の管理者はレイラの父親がギアス能力者だと勘違いしたのか、っていうニュータイプのポスター裏に書いてあるお話をしてました。ここでは割愛します!
赤根監督「スマイラスは、実はレイラのお母さんに横恋慕してたんだよね」
っていうのはニュータイプでは言ってなかったぞーー!?私怨かよスマイラス!?
でもじゃあレイラのお母さんの車が爆破されたのは一体…!?そこはスマイラスも予期してなかったのかなー。
続いては、ジャンとアシュレイが対峙するシーン。
赤根監督「ここの前に、本当はアシュレイがアキトの部屋にいたシーンがあったんだよね。兵は二人一組で相部屋で、リョウとユキヤ、アヤノは女の子だから一人なんだけど、アキトも今まで一人だった。でもアシュレイが来て、相部屋に。アシュレイはここに来る前ちゃんとアキトに断って来てるんです。会いたい奴がいるからちょっとお城から出てもいい?って。で、アキトも帰って来るならいいよって」
えぇぇーーーそれ見たかったーーー!!アシュレイの独断かと思ってたよーー時間制限つらすぎかよ……
続いてこの後の、キツネが通りかかるシーンを見て
コウジロウさん「赤根さん、動物好きですよね。ここ何でキツネ太ってるんですか?」
木村さん「冬毛だから」
赤根監督「ここ、実は狼の鳴き声入ってるんだよ。だからキツネが出てきてる。5.1chなんで音に奥行きがあるんです。また聞いてみてください」
細かーーーーっっ!?
狼全然気付かなかったんで、また劇場で聞こうと思います!
続いて攻城戦開始シーン。
赤根監督「着弾で壁が歪むのはわざとです。ユーロピアの装甲はちょっと柔らかくて、衝撃を吸収してるっていう設定」
コウジロウさん「一章のリョウ達のグラスゴーもそうでしたもんね」
赤根監督「この壁のトラップ、シンは知ってたというか何かあるだろうなって察してたから、四章では壁を登らなかったんだよ」
コウジロウさん「なるほど。あっシンはここからギアスが暴走してるんですか?」
赤根監督「そうだね。負の感情に囚われた時、ギアスはどんどん暴走していく」
おっ、この辺はちょっと反逆のギアスとは違うかな?歪んだギアスだからかなー。
ルルーシュ君のギアス暴走、一期は寧ろ気分的にはすっきりしてそうな時になってたから……(´;ω;`)ウッ
言ってる間に画面は地面からのトラップでナイトメアが串刺しになるシーンに。
赤根監督「あ、ここ好きなシーン」
アシュレイの登場シーンで
コウジロウさん「アシュレイにEUの制服やパイロットスーツ着せるのはいつから考えてたんですか?」
赤根監督「うーん。テレビシリーズだと難しいけど、劇場だからいいかなと思って着せてみた。島村さんはよく似合わないって言ってるけど」
島村さん「EUとブリタニアのパイスーの合体版みたいなのもいくつかデザイン起こしてたんですけどね。結局こっちになりました」
赤根監督「俺は好きなんだけどなぁ」
アレクサンダ・リベルテの登場シーンで
コウジロウさん「リベルテは鎧着てる時は四足になれないんですよね?」
赤根監督「そう。防御力が上がった分、俊敏性が下がる。その代りレッドオーガが四本足になってます」
コウジロウさん「おっヴェルキン。松風さんが好きなシーンだ。これ四本足にしたのは……」
赤根監督「やっぱりオフロードを突っ走れるからね。今米軍も四本足の輸送機を開発してるんだよ」
コウジロウさん「流石にここまで走れないと思いますけどね(笑)」
ヴェルキンとレッドオーガの戦闘シーンで
コウジロウさん「あっ今四本足になった」
赤根監督「四本足っていうか本当は六本足だけどね。より虫っぽく。腰についてる黄色いのが真ん中の足になって、六本足になる。この戦闘シーンはやっぱり劇場のいい画面、いい音響で見て欲しいね」
六本足とか全然気付かなかったよなー\(^o^)/
KMF戦は画面についていくので精一杯…!!円盤になったらゆっくり見たい!
続いて、レイラとアキトの、断髪のシーン。
コウジロウさん「これ、髪渡したのは、埋めて下さいという意味で?」
赤根監督「まぁ形見だよね。戦闘で何も残らないかもしれないから」
コウジロウさん「木村さん、プロダクトワークス2はここから来たんですか?」
木村さん「髪を切るということは、切った後の髪型を考えないといけない。それに、切ったらもう見れなくなるから、ここで描いておこうと思って」
コウジロウさん「それであのいいお尻の絵が出来上がったんですね」
木村さん「あれは一章のお陰だよね」
コウジロウさん「下から見ていっていつもがっかりすんですよね……なんだアキトかよ!って」
あの尻にあのアキトってところが最高なんやないかーーー!!
続いてはユキヤ君の目が覚めるシーンで、おっこれはマリコとシンジの話来る?!って思っていたら……
コウジロウさん「ユキヤの手術、ケイトとかは手術経験ないから他の人がやったんですかね?」
赤根監督「っていうか本来はみんな科学者だから、手術はできないんだよ。デイヴィッドはヴェルリンにいるって設定があって、そこから遠隔で手術してくれた。実はデイヴィッドもソフィが好きだったんだよね。ちなみに旦那さんの名前はヤマトタケル」
コウジロウさん「勝手に名字つけないで下さい!」
島村さん「一応僕は聞いてたんで……」
っていうかそこ結構どうでもいいーーーーーー!!!!
いや、どうでもいい話も好きなんだけど、ちょっとユキヤ君のシーン終わるからマリコとシンジの話はよ監督そこじゃない皆が聞きたいのはそこじゃないいいいいい!!!!
って思ってたら、アヤノの肩に寄りかかりながら歩いているユキヤのシーンで監督が自分から…!!
赤根監督「あれ聞かなくていいの?マリコとシンジ」
つ、通じたーーー!!気持ち通じた!!それ待ってました!!
コウジロウさん「あっ、あれ!イレヴンの仲間ですよね?ユキヤは夢を見ていた感じなんですか?」
赤根監督「うん。アンダーグラウンド時代の夢を見てて、そこも描こうとしてたんだけとカットに…。ユキヤはあぁだから、普通っぽいマリコとシンジが好きだったんだよね。だから守れなくて悔やんでる。一章のエンディングで木村さんが描いてくれたよね」
木村さん「あと、二章でも描いてます」
赤根監督「小説版でもちょっと入れてくれたんだっけ?」
コウジロウさん「あ、入れました!ちゃんと会話もしてますよ」
赤根監督「アキトがユキヤに輸血するシーンも、ユキヤの血液型がちょっと特殊で、たまたまアキトが同じ血液型だったから輸血できたんだよ。で、『本当に血を分けた兄弟になったね』って言うシーンがあったんだけど、泣く泣くカットに……。シンとは血の繋がった兄弟だけど、ユキヤやリョウ、アヤノとは血の繋がってない兄弟にしたかった」
そっそこぉぉぉおおおおぁぁぁあぁぁああなんで、なんでカットしたんやぁぁあぁああああ(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)
めっちゃ見たい……めっちゃ見たい……最終章の状態のユキヤ君がどんな表情で、どんな声音でそう言って、アキトがどんな表情でどんな返事するのかめっちゃ見たい……
なんでやーーーーなんでカットしたんやぁぁぁああああああ見た過ぎて見た過ぎて震える 泣く
円盤四月発売じゃなくていいからディレクタースカット版にして欲しいです でなければイラドラでも もうドラマCDでもいい いや絵も見たい あぁ見たい……(´;ω;`)ウッ
続いて話は進んで、アヤノとジャンが対峙するシーンに。
赤根監督「ここ、本当はアヤノがアシュレイに『ジャンっていう、シンに片思いしてる女騎士がいる』って聞いて、片思い同士だから説得できるかと思ってアヤノが来た。アシュレイとアヤノの会話シーンもあったんだけどねー……」
島村さん「ちょこっとだけピクドラで描いてますよ」
だからそれ何でカットしたんやーーーー!!デイヴィッドの長話より大事やったかな!?(悔し涙)
っていうか私、マリコとシンジは夢枕に立ってジャンがしようとしていることを教えてくれたんかと思ってたけど、全然違ったwww
普通にアシュレイから聞いてたwww世界を救えるとは何だったのかwww
コウジロウさん「ジャンは今回で初めて女って明かされたんですよね。シャワーシーンで」
赤根監督「ユーロブリタニアはブリタニアより保守的で、騎士にはなれないんだよね。だから名前もジャンヌからジャンに変えて、そうしてまでシンといたかった。ジャンの背中の羽の入れ墨は自由になりたいっていう思いの表れで、初期からありました」
あぁっジャンの入れ墨の謎が明らかに!!
……意外と普通の理由だったwww
赤根監督「木村さんがジャンのシャワーシーンじゃ萌えないっていうから、本当はレイラのお風呂シーンも入れたかったんだよね。猫足バスタブの…。木村さんどっかで描いて下さいよ(笑)」
木村さん「(笑)」
コウジロウさん「アキトでギアスの二巻の特典みたいなのやりたいですね。木村さんが描いてくれた、女子全員裸でお風呂で喋るやつ」
木村さん「あーいいですねぇー」
ここでシーンはアキトが産まれるシーンに。
シンが執事に呼ばれて、屋敷に戻るところで……
赤根監督「おっここから木村さんですよね」
木村さん「あっそうです」
赤根監督「この執事は若い頃名うての暗殺者だったっていう設定があるんだけど、音響監督からそんなの一瞬じゃわかんねぇよって言われた(笑)アキトの一族の人達はみんな暗殺者で、優しい顔をしたおばさんとかもあの顔で人を殺すんですよ」
ゾ、ゾルディック家かよーーーー!??!?
あーーー暗殺一家だからあんなにアキトとシンの身体能力高かったのかーー!!
ただの俗世から隔離された宗教一家的なイメージだったわ……。
あの普通じゃない雰囲気とか死が救いっていう発想とか暗殺一家って言葉のポテンシャルで大体OK把握ってなるよぉ
そこ山寺宏一さんの台詞にかるーくでいいから混ぜてくれてたら良かったのにー!!
そしてここから、ランドル博士のBRSで過去も変えれるかも説の話に。
赤根監督「個人的に、人間の脳の仕組みと宇宙の仕組みは似てると思ってて。実際に量子論と宇宙論の最新科学でもその研究をしているところもあって、ギアスとの相性もいいと思ったんだよね」
コウジロウさん「あー。僕、最終章を見た人に『瞬間移動なんてギアスの世界じゃありえねーよ』って言われたんですけど、よくよく考えたらルルーシュ達もやってたんですよね」
一期の式根島から神根島とか、黄昏の間が全世界の遺跡と繋がってる辺りの話ですね。
確かに!言われてみれば!!C.C.がルルーシュに過去の自分の記憶を見せたこともあったかな。
そしてシーンはついに司令室虐殺のシーンに……。
赤根監督「最悪の未来だよね。籠城しても最後はやっぱり殺されるだろうなって思って」
ここからまた回想で、ギアス髑髏とシンのシーンに。
コウジロウさん「このギアス髑髏も色々思考錯誤あったんですよね?」
赤根監督「一応俺の中には最初からあった。後ろの絵あるでしょ、あれはダヴィンチの受胎告知の絵なんだけど、何か天使の顔が怖いんだよね。ニヤーっと笑ってて。面白いなーと思って、ギアス髑髏を持たせてみた」
シンがギアスを受け取るシーン。
赤根監督「ギアスをシンに渡したのは、俺の中のイメージでは、シンのお父さんがギアス能力者で、それを奪い取ったって形。テレビではなかったパターンだよね。だから歪んだギアスなんです」
続いてレイラが両親と会うシーン。
赤根監督「セントラルパークのイメージ。この世界にはアメリカはないけどね。これはレイラの両親が亡命する前です」
シンがマンフレディと会うシーン。
コウジロウさん「これ、この後シンに顔斬られるんでしょ?」
赤根監督「そう。マンフレディの顔に傷があるのはそれ。なのに拾うっていう……」
コウジロウさん「まぁシンも何年か後にアシュレイ拾うんですけどね」
島村さん「みんな拾われてる……」
次に、時空の管理者とレイラが話すシーン。
赤根監督「管理者は話す人の内面を表してるんです。だからスマイラスの前では怖いイメージなんですね。普通の人間ではないんです。この空間も一瞬で日が落ちたり昇ったりしてるでしょ。時間の感覚が違うんです」
あっ、それ、もしかしてそうかな!?って思ってた!!
三章のイメージと全く違って突然少女っぽくなったから、レイラの前だからかなぁって…!
でも最後のシーンは普通に怖い人だったし。
木村さん「管理者の服はクランプさんの原画から、シースルー感出してるんですよ」
赤根監督「大人版だったら透けてた?」
木村さん「それはダメでしょ(笑)」
ここのやり取り地味にウケましたwww
その質問が赤根監督から出てきてたのが意外!
ここで、レイラが過去に戻ったシーンに。
赤根監督「ここは、過去に戻ったというか別の平行宇宙にスライドしたっていうイメージなんだけど」
ほぁ!?!??!?それって元の宇宙では司令室全滅させられたままの失意のレイラがいるってこと!?!?
意識だけ渡ってきた的な……??ごめんシュタゲのα世界線とβ世界線とかの話ぼんやりしか聞いてなくてちゃんと理解できなくて……
でもこれスタッフナイト終わった後に、最終章の予告のキーヴィジュアルのレイラって、もしかしてそっちの宇宙のレイラでは……って話をして、アッ――――!!てなったりなどしていました。
そんなことを考えている間にも、受胎告知の絵の前でアキトとレイラが話すシーンに。
コウジロウさん「これですね」
赤根監督「問題のシーンですね」
コウジロウさん「あ、そういえば河口Pがこれ話題にしてくれって言ってたんですけど、ここのシーンアキトがレイラに遠回しな告白してるんですよね。司令に似てるんです、優しげな表情が俺は好きですって」
赤根監督「すごい遠回しだね(笑)あそこもまた別の時空です」
コウジロウさん「ここではアキトとレイラは繋がってるんですかねー」
赤根監督「あそこだけじゃなくて、ずっと繋がってる。これ以降アキトの目が赤いギアスになってないでしょ」
ふぁーーーー\(^o^)/これも別世界www
回想ちゃうかったんかいwww回想でも全く問題ないシーンやろここはwww
あと繋がってるっていうのは??果たして??アキトは目の前の兄に必死そうである\(^o^)/
ちょいちょい監督たちも見入って静かになりながら、話は進んでリョウがアキトを助けに入るシーンに。
赤根監督「ここのリョウの機体は片足やられてるんだよね。これもカットされてるシーンにあった」
島村さん「リョウ機からオイルがぶしゃーって出るシーン、ゲッターロボの世代にはたまらないですねー」
コウジロウさん「ここは一章で出てきたお墓ですよね?」
赤根監督「そう。ここで戦闘させたかった」
コウジロウさん「お墓で戦闘させたいって言われたら普通だったら止めますけどね(笑)」
赤根監督「ナイトメアの機体は丁度いいんだよね。人より大きくて木よりも低いから背景も入るし。ガンダムではこうはできないから」
そこKMFの強みですよね!!
地上戦とかランドスピナーとかスラッシュハーケンとか、いっぱいいい強み持ってますけど、サイズ感すらも強み…!!
KMFと歩兵が一緒に出陣するのもかなりいいし…!!
シーンは進んで、アキトとシンの生身戦に。
コウジロウさん「最後は生身で戦わせたいってずっと言ってましたよね」
島村さん「アヤノの小太刀持ってて良かったですねぇ」
赤根監督「ずっとコックピットに入れてたんだよね。お守り代わりって言われたから」
アキト素直や~~(´;ω;`)
アヤノもアキトの窮地を小太刀が救ったと知るときっと喜ぶやろな……
ここで、シンが日向一族を殺すシーンに。
コウジロウさん「アキトのお母さんは、アキトを死なせたくなかったから毒薬を飲ませなかったんですか?」
赤根監督「飲ませなかったのか、ちょっとしか飲ませなかったのか……」
コウジロウさん「このシンの柔らかい声、一章と大分違いますよね」
赤根監督「ここは、シンはこうで、こういう意図で、と説明していたら皆川さんが涙ぐみながら聞いてくれて。一章の声音はアキトの、ギアスへの恐れから来てるイメージなんです。でも、レイラのギアスで真実に気付いた。ここら辺、シンも真実に気付き始める」
母親がアキトを庇うシーン
赤根監督「『あの時も』って言うのが、小さなアキトを殺そうとするところ」
レイラが走ってくるシーン
コウジロウさん「おっ来ましたよレイラ。大事なとこでこけますよね~」
赤根監督「顔から雪に突っ込むっていうのがいいですよね。あっ、ここから島村さんの渾身のシンの表情」
島村さん「(笑)」
赤根監督「雪のシーンはアキトの一番最初のパイロット作った時から考えてたんだけど、やっとできました」
そしてついに、ジャンとシンの最期のシーンに
コウジロウさん「この血の広がるところとかも赤根さんの指示なんですか?」
赤根監督「ここは演出の山村さんがうまくやってくれました」
アキトとシンの過去の、アキトが泣くシーン
赤根監督「かかずさんの渾身の泣きの演技がいいよね。流石は二児の母」
コウジロウさん「このおんぶのシーンは最初から言ってましたよね。ここの『おにいちゃん』は流石に言ってませんでしたけど(笑)」
最後、ジャンの方へシンが向かっていくシーン
赤根監督「このジャンの死体の上に、雪が積もってるのが悲しくていいですね」
ジャンとシンが抱き合うシーン
赤根監督「このシーンの意味合いも、ちょっと考えてくれると嬉しいです」
全員が映し出されるシーンでは……
コウジロウさん「アンナやW-0部隊の人達は一回ユーロピアに戻ってるんですよね」
赤根監督「うん。軍属から離れて、ユーロピアの自分の家に帰った」
コウジロウさん「クラウスの娘さん助かってるといいですね」
赤根監督「あー。レイラに手術代の金塊もらった、みたいな」
コウジロウさん「赤根さんそう言えばヨアン忘れましたね。他みんな出したのに」
赤根監督「ヨアンか……忘れてたな」
wwwwww普通に忘れられてたヨアン\(^o^)/
ここら辺で画面がユーロブリ側になって……
赤根監督「あそこ、実は下の方にサザーランドいるんだよ」
コウジロウさん「あっほんとだいますね」
赤根監督「ここに合流したスザクがユーロピア戦線ちょっとずつ進めていくんだろうね」
スザク君次は南の島からの白ロシア戦なんじゃないの!?
それとも南の島行く前にちょっと働いていったのかな!?
流石に牢屋暮らしで体なまってるし折角ランスロットあるからジュリアス寝かせておいてちょっと暴れていったのかな!?見たい
コウジロウさん「ヴェランスはこれからどうするんですか?」
赤根監督「ヴェランスは左遷だよね」
あっさり左遷された大公閣下おいたわしや……(ノ_・。)
画面は進んで、馬車が走ってるシーンに
コウジロウさん「これ、ババァ達がレイラを迎えに来てくれたんですか?」
赤根監督「うん。基地に入れなくなったアノウを捕まえたから、ヴァイスボルフ城の場所がわかったんだよね」
アッ、その発想はなかったーーー!!!
なんでアノウおんねんwwwって思ってたらそんな意味が!!
っていうかレイラ達が自分からババァ達のところ行ったのかと思ってたわーよく考えたら無理だよねジプシーだからどこにいるかわかんないし。
続いて、\アシュレーイ!/のシーンに。
コウジロウさん「これなんでしたっけ、アフレコ時の演出指示」
赤根監督「アイドルを呼ぶように(笑)」
アシュラ隊の服を見て
赤根監督「あっ今、一本って書いてあったな後ろに」
島村さん「あぁ、アランの赤い柔道着(笑)」
そんなの書いてあるんだ!?
あのシーンのユキヤ君が可愛過ぎて未だにアシュラ隊の服に目がいかないw
島村さん「犬はヨハネジュニアって名前になりました」
ネーミングセンスやばいwww
そしてカツーン、カツーンのあの音が…!!
コウジロウさん「あぁ、来た来た」
赤根監督「折角二人で仲良くしてたのに。何で邪魔するんだよ、みたいなね」
ロロの最期の台詞、「共にブリタニアへ帰りましょう。枢木卿」を聞いて
コウジロウさん「いや不穏ですわ」
木村さん「まさか『枢木卿』でこのアキトが終わるとはね」
ほんまそれwww
っていうか赤根監督の『二人で仲良くしてたのに』と『何で邪魔するんだよ』が恐ろしすぎる
えっ、それ赤根監督のお気持ち??スザクの気持ち??どっちに転んでもヤバイ
コウジロウさん「あの時って、結局スザクは出れたんですか?」
コウジロウさん、その質問二回目ーーー!!!!
回答出てないのがツイッターで話題になってたからですねありがとうございますいたみ入ります!!!!!
赤根監督「うーーーーん……」
コウジロウさん「まぁそこはぼかしときますか!」
赤根監督「個人的には、あのまま牢屋で二人っきりの方が幸せだったんじゃないかと思うけど」
木村さん「いやスザクにとってはどっちもどっちだと思いますけど(笑)」
島村さん「単純に出れる状態でもなかったのでは?ジュリアスあれだし」
キムタカ神の正論バサーーーーーッに惚れた\(^o^)/
ここはスタッフの中でも色々な思いがあるようですね!
コウジロウさん「木村さん、久しぶりにロロ描いたでしょ?」
木村さん「そうだね、あんまり描く機会なかったからなぁ。十九話は描いたけど」
コウジロウさん「描いてどうでした?」
木村さん「こんなに髪少なかったかなって思いました」
あのラストシーン、木村さんのお仕事だったのかーー!!
木村さんかなどうかな、と話してたシーンでした。
コウジロウさん「ちなみに水島さんも結構忘れてて、頑張って思い出そうとしてましたよ(笑)赤根さんどんな演技指示を?」
赤根監督「いやもうそこはプロデューサーにお任せで。でも、まだ暗殺者で、声は怖いんだけど、笑顔は優しげでってイメージでした」
ここら辺で、そろそろ時間なので、とまとめに入り始めました。
コウジロウさん「皆さん、一章から五章通して一番記憶に残ってるところはどこですか?」
木村さん「三章のダンス……と言いたいところだけど、まぁ二章のジュリアス。またこの手のやつらを描くのか、と(笑)」
赤根監督「ジュリアスは、三章の時初めは『頭が痛い、頭が痛い』って言ったんだけど、ちょっと本当に馬鹿みたいに思えて、福山君も『これ大丈夫ですか?浮いてませんか?』って心配してたんで、台詞変えたんですよね」
コウジロウさん「(笑)」
赤根監督「いやでもあの子面白いんだよ出て来ると!インペリアルセプターとか振り回しちゃってね。あれツイッターとか見てると、魔法少女ステッキか!って突っ込まれてて、なるほどなぁと思いました。もし次何かで出て来る時は持たせてあげて下さい」
コウジロウさん「反逆でも持ってたんですよ、スイッチとか」
ちょっと色んな衝撃が一気に襲ってきて大変だったんですけど!!??
赤根監督にあの子って呼ばれるジュリアスwww
っていうかツイッターで我々があのPV見た瞬間にマジカルステッキとか呼んでたのバレてたーーー\(^o^)/
その節はすいませんすいません!!
あれ最初に見たの、いつぞやのアニメジャパンだったかなぁ。ほんとにかなりしっかりツイッターチェックしてるんだな……
腐ってるけど敬虔な信者なんで目を瞑ってくださいどうか
あと次作る時発言でもう、軽い気持ちで言ったのかもしれないですけど心がめっちゃそわっとしました!!
コウジロウさん「島村さんは?」
島村さん「やりながら、あのカットがこう繋がるのかーって段々とわかっていって、最終章で全部繋がった感じなんですよね。まーでもやっぱり、亡国ではあんまりオーバーアクションのキャラいないんで、ほんとにジュリアスは大変だった」
コウジロウさん「赤根監督は?」
赤根監督「やっぱり、最初は死んだ魚のような目だったアキトが、あんなに明るくなったところかな。そこ一番見て欲しいですし」
島村さん「最初はベッドで眠れませんでしたもんね……」
というところで、本当に時間となってしまいました。
最後は、「五夜連続スタッフナイトに来てくれた皆さんに一言ずつ」でした。
木村さん「赤根さんのフィルムって後で聞きながらなるほど、と見るのもいいんですけど、一番は考えるな、感じろというフィルムだと思うので、皆さん考えて見てくれたらいいなと思います」
島村さん「これで完全に終わってしまったかは僕にはわからないけど、いつかレイラ達の後のお話とかも描けるといいなと思ってます」
赤根監督「アキトやレイラ達の世界を動かしていくにあたって、コードギアスシリーズとしてのプレッシャーがずっとあったんですけど、終わってみて、コードギアスの端くれくらいにはなったかなと思ってます。月曜から金曜までこうして対面してやれて嬉しかったです。ありがとうございました!」
ということで、三名の方は壇上を降りていかれました。
そして、最後にコウジロウさんが残り……。
コウジロウさん「コードギアス十周年ということは、自分も河口も重く受け止めています。また色々考えているので、よろしくお願いします」
とのことでした!
もう今までの人生でこんなに自分の手を叩くことはないかもしれないってレベルで全力の拍手をしておきました!!
十周年の企画、どうかどうかお願いします!!めっちゃ待ってます!!今年は発表だけでもいいから!!
さて、以下、スタッフナイト全体を通しての感想です。
いつもよりちょい長いです。読まなくていいやつです。
コードギアスはロボ物+超能力物ということで設定がとても複雑で、反逆のルルーシュだって私は何年もずっと好きでも未だにわかってないことが沢山あって。
(ダモクレスとか黄昏の間とか思考エレベーターとか、ちょいちょい出て来る木星なに?とか、結局枢木家ってCの世界関連となんかあんの、とか)
反逆にも当然こういう裏話とか明かしていない設定とかいっぱいあるし、きっとその中には何故それを本編で語らなかったってこともいっぱいあって。
しかしそこをアニメ誌とか、オーコメとかではあんまり出さず、自分なりの答え探してねってスタンスなんですよね。(たまの一挙上映で、コウジロウさんがツイッターで答えてくれたりするけど笑)
そういう黙して語らずなスタンス、滅茶苦茶カッコいいし、答えが出ないから答えを探し続けるファンでいられるって部分もあるんですよね。
でも今はツイッターっていう便利なツールがあって、そこで作品の感想や、色んな人が色んな疑問を持ってることを知れて、スタッフの方々はどうやらそれを見てくれている。結構頻繁に(笑)
そして赤根監督は優しいし、コウジロウさんもファン側の気持ちに立ってくれる人だから、疑問を解消する機会をスタッフナイトとかコメンタリー付き上映会で設けて下さった。
カットされたシーンとかで悔し涙も流しましたけど(笑)、そこをずっと隠しておくこともできたし、演出意図も全部見て各々で感じ取って考えるものなのに(実際赤根監督はそうして欲しい部分もあったご様子)、こんなワンシーンワンシーン、台詞の一つ一つ、作り手のこだわりや意図を解説してくれて、現場の裏話まで教えてくれるアニメは他にない。
劇場版でやってるからこそ、そして一時間だからこそできたことなんだろうなぁって思いますし、こんな貴重な機会を与えて下さって感謝の気持ちでいっぱいです。
この一夜がなければずっと聞けなかったことがいっぱい聞けて、一ファンとして本当に嬉しいです。
五夜連続スタッフナイト、本当にお疲れ様でした!楽しく貴重な夜をありがとうございました!!
一章から五章連続上映会と、十周年の企画発表めちゃくちゃ待ってます!!
そして、このレポで参加できなかった方々に少しでもスタッフナイトの雰囲気をお裾分けできていたら嬉しいです。
お付き合い頂きありがとうございました!
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