お誕生日上映会レポに参加してきました!
バルト9でルルーシュ君のお誕生日会をやるのは今年で三回目とのことです。
なんだかもっと前かやっていたような錯覚がありますが、今年もまたお祝いイベントに参加できて嬉しかったです!
というわけで、以下からレポです。
バルト9でルルーシュ君のお誕生日会をやるのは今年で三回目とのことです。
なんだかもっと前かやっていたような錯覚がありますが、今年もまたお祝いイベントに参加できて嬉しかったです!
というわけで、以下からレポです。
先に復活の円盤収録版の上映があり、その後にトーク、という流れでした。(ちょこちょこ変わってたな……)
まず司会のコウジロウさんが壇上にあがり、いつもの諸注意の後、福山さん、谷口監督の順で登壇されました。
福山さんは黒い長めのアウターに中が赤で、めっちゃゼロカラーでした。
コウジロウさん「どうぞ座ってください。今日はこの三人で一時間やるんで」
谷口監督「一時間?この黒い三人で?」
コウジロウさん「一時間です。いやー福山さん、お久しぶりです」
福山さん「いやしょっちゅう会ってるでしょ!(笑)」
コウジロウさん「(その突っ込み待ってた風の笑い)監督はお誕生日イベントは初めてですよね?」
谷口監督「いや、今日はBlu-rayの販売のやつだからって言われて呼ばれてますから」
コウジロウさん「ぶっちゃけ過ぎです(笑)」
ぶっちゃけなくてもそうだろうなと思ってたので大丈夫ですwww
まさかお誕生日イベントに谷口監督来るとは思わないでしょ\(^o^)/
ていうか福山さんとコウジロウさんがしょっちゅう会ってる……ということは……何かが動いてる……なんだろう……
コウジロウさん「さて、折角こんなに沢山の方にお集まり頂いたので、聞いてみたくないですか?」
谷口監督「なにを?」
コウジロウさん「どれだけの方が円盤買って下さったのか!」
福山さん「あっ、そういうこと?」
コウジロウさん「じゃあ聞きます、円盤買ったよって方ー?」
(見た感じほとんどの人が挙手)
コウジロウさん「すごいですね!こんなに!じゃあA-on版買ったよって方ー?」
(三分の一~半分くらい)
コウジロウさん「おおー!絵コンテ週目当てで買ったよって方?」
(数人ほど)
コウジロウさん「ありがとうございます、じゃあピクドラ目当てで買ったよって方?」
(さっきよりは多いくらい)
コウジロウさん「ですよね、ありがとうございます。いやー改めてこれだけの方が円盤を買って下さったということで、今日は復活のお話をネタバレなしで話したいと思います!」
福山さん「え??」
コウジロウさん「あっネタバレありで!」
谷口監督「ちょっと落ち着こう!」
コウジロウさん、久しぶりだからテンパってたんだろうか……それとも突っ込み待ちだったのか?笑
そんなこんなで、トークが始まりました。
コウジロウさん「ちょうど一年前くらいに、福山さんも出てるよって言えたんですよね」
谷口監督「そういったところの宣伝戦略はそちらに任せているので、出せる情報ってタイミングに限られてましたよね」
福山さん「そう、だからルルーシュが出るかどうかもわからないのに去年もお誕生日会やって、何喋ればいいの?って(笑) いや、ただ喋れと言われれば喋り続けることはできるんですけど!」
去年の一回目のお誕生日イベントは、復活の新PVが公開されたけどまだキャスト欄には福山さんの名前なくて、何故か開催された福山さん不在の二回目のお誕生日イベントで「福山潤さん、出ます!」って告知されたんですよね\(^o^)/
一回目では福山さん「収録終わったんですか?」とか言ってたwwwwww今思うとこの流れマジで謎だなwww
去年のレポ「一回目」、「二回目」
コウジロウさん「二月に復活のルルーシュが公開されて、周りの反応ってどうでした?」
福山さん「TVシリーズの頃は、やっぱり同業者に見てるよ、見てたよとは言われてましたけど、今回は仕事先の若手のプロデューサーとかが『復活三回見に行きました』って言ってくれましたね。男性が多かったです」
谷口監督「ゲーム系のプロデューサーとか、アニメ業界より、外部の業界の人が多かったですね。十年前はまだ仕事をなされていない状態なのかな、と。ある種、人生の思い出と不可分になっているような感じがしましたね」
福山さん「それでいくと、同業者だと確かに何か様子が変わる瞬間とかあって。信長や村瀬も、今まで普通に話してたのにコードギアスの話になると一気に黙るんですよ。で、何?って聞くと、「いや、すごく好きだったんで」って……瞬時にファンに戻っちゃうんですよね」
谷口監督「作画の新しい人にもそういう人いるね」
コードギアス、人生と不可分になりがち…………すごくわかる……
私も十年以上ファンやってきて、もうコードギアスのファンでなかった頃の自分がなにやってたか、忘れてしまったからな……。
コウジロウさん「先ほど皆さんにはBlu-ray版を見て頂きましたが、一部作画に修正も入っていました。変更した点などを教えて頂けたらなと思います」
谷口監督「本来なら劇場公開で完全なものをお届けすべきではあるのですが、やはりスケジュールなどの兼ね合いでどうしても間に合わなかったところもあり、そのままパッケージでお届けすると下手をすると間違った情報として伝わってしまう場合や、もうちょっとこうしておくとより伝わりやすいと思ったシーンを修正しています。例えば、ルルーシュが復活して初めてC.C.と話すときのアップの顔、これは出された時からこちらが考えてるものと違ったんですが、木村さんには既に二回くらい描き直しして貰っていて、これ以上直してもらうと他が進まない、ということで、今回修正して頂きました」
福山さん「僕、何バージョンか見てるので、変わっててもここが変わったという認識は正しいのか?って思いそう(笑)」
コウジロウさん・谷口監督「シーーーー!」
谷口監督「あと、最後にC.C.が笑うところはキャラは変えてないのですが、C.C.の後ろで移動している人たちの色を変えて、C.C.とL.L.を祝っているような配色にしています」
福山さん「ここら辺の、作り方としてはどういう流れになってるんでしょうか?」
谷口監督「まず脚本があって、私がコンテを切っていきます。そこから、なんとなくカットが上がってくるので、作画修正しながら差し替えていって、その途中でアフレコがあるって感じですね」
コウジロウさん「変更としては、EDも印象的ですよね」
谷口監督「あれは、公開前の段階で原画も上がってて動いているテイクもあったんですが、最終的に止め絵にしました。あの二人以外の群像にも目的があってそれぞれ動いているんですが、その細かい調整をここでして、その中で歩いているC.C.とL.Lの意図を感じて頂ければいいかなと思います。見て頂ければわかると思いますが、カットいっぱい使ってC.C.の髪の色が変わっています」
EDのところが変わったのは円盤版見て気付いていたけど、色が変わってたのは全然気付かなかったなー。
何故あえて髪の色を変えたのか?ってところも教えて欲しかった……。
コウジロウさん「あと、円盤の特典にはビジュアルコメンタリーもついてくるんですよね」
福山さん「あの悪しき風習のね。本編より長いっていう」
谷口監督「大分喋りましたよね。二時間半くらい?」
福山さん「ビジュコメ、三道と復活で全部で十時間くらいありますよね」
コウジロウさん「今回のビジュコメの見どころなんかあります?」
谷口監督「いや見どころも何もずっと喋ってたから。こんなに喋り続けて良かったのか?と。ちょっと黙ろうかと思ったら話しかけてくるから」(福山さんの方を指しながら)
福山さん「いやもう今回は知りたいなと思ったところ全部聞きましたから、根掘り葉掘り」
実はこのイベントの前にちょうどビジュコメ見てたんですけど、本当に長かったwww
停止したり巻き戻したりしながら見てるから絶対本編より長くなるんですよねビジュコメ\(^o^)/
福山さんの場の回し方のCEO力がすごかったですwww
谷口監督「まあこれまではあんまり話してこなかったんですけど、最近はもう話していった方がいいのかなと。例えばキャラクターを作っていくにしても、私が最初にこのキャラはこうです作ったとしても、各アニメーターさんや作監さんの個人的なフェチ性や声優さんの思いも入っているので、キャラクター演出をどうやっていけばいいかってことは伝えていってもいいのかと思って」
福山さん「そういえば、櫻井さんも普段は技術論の話とか一切しないのに、ビジュアルコメンタリーだとしてた」
谷口監督「それは、ビジュアル出るからかしこそうにしとこうっていう意図じゃなくて?」
福山さん「そうなのかな!?そういうことにしておきましょう(笑) でも僕も、TVシリーズの頃はそれを口にする恐怖と嫌悪感があったんですよね。今なら出して知ってもらうというのもありだなと思っていますが、昔は役をどういう風にとらえているっていうのはあまり話したくなかったんですよ。十三年前ならビジュアルコメンタリーは成立しなかったでしょうね。演者の言葉でそれが確定情報になるのも怖かったですし。谷口監督も復活まで頑なに表に立ちませんでしたもんね?」
谷口監督「顔出ししなかった理由は二つあって、一つは単純に忙しかったんですよね。もう一つは、変なことを言っちゃうとそれが公式情報になってしまうので。お客さんに委ねたい部分も、言ってしまうと答えになってしまう。今回、特典にビデオコンテもあって沢山の情報が書かれていますが、あくまで一助としてとらえて貰えれば。見てもらうと、別の角度が出てくるかな」
コウジロウさん「まあ、かなり長いので、疲れたら『一分でわかるコードギアス』を見てください」
福山さん「あれね(笑)」
谷口監督「たまにギアス公式っておかしいんじゃ?って思うことありますね」
\ドッ/
福山さん「なんか、その動画のタイトルの横に変なキャラクターがいるんですけど、明らかに厨二なキャラがいるんですよね。そういういじり方していいんだ!?って」
コウジロウさん「いやー我々も真面目にやってるんですけどね」
コウジロウさんの言い方がやや哀愁漂って聞こえて笑いましたwww
っていうかファンからすると監督もキャストも含めて公式なんですけど、監督からすると公式は企画宣伝担当のサンライズ社員なのかな?
コウジロウさん「旗色が悪くなってきたので次にいきます。今回の円盤はHeadphone:Xという技術を使っているそうですが、これはどういうものなんでしょうか?」
谷口監督「劇場作品は基本的に5.1chで作られているんですが、ご家庭で5.1chを聞こうとすると相応の音響環境がないと聞けないんですね。それが、ヘッドホンで聞くことによって5.1chと同じように立体的な音で聞けるという技術です」
コウジロウさん「じゃあお家でも大音量で『死ぬがよい』が聞けるわけですね」
谷口監督「聞けます。今回の音響はAPUさんという、他の作品で行くとドラえもん、アンパンマン、コナンなど劇場作品を多く手掛けているところにお願いしました。映画館はセンターのスピーカーを中心にして、後ろにもスピーカーがあり、立体的に聞こえるんですが、右とか左に音をふるとご家庭の音響で聞くと聞き取りにくいんですよね」
コウジロウさん「今回ルルーシュのギアスがいつものSEじゃなくてバチバチバチコーンみたいなSEにしたのは劇場だったからってことですか?」
福山さん・谷口監督「バチバチバチコーン????(笑)」
コウジロウさん「バチバチバチコーンみたいな音だったでしょ(笑)」
福山さん「もっと他に言い方あったでしょ!(笑)」
谷口監督「ギアスをかけるときの音は、これまでと変えています。テレビと同じ音なのは今回はクジャパッドだけで、シャムナとルルーシュは違うエフェクトです」
コウジロウさん「いわゆるなりそこなった人の音ってことですかね?」
谷口監督「そうですそうです。あの状態っていうのは、現在のギアスの世界でもルルーシュとシャムナだけですね」
あ~~やっぱりコードの状態としてはルルーシュとシャムナがニアリーイコールなのかな。
ギアスも使えてコードも持ってる状態ってかなりチートだもんな。
でも、とするとシャムナには死があったからルルーシュも不死ではないのでは……。
その辺の話もはっきりして欲しかったな~~。
コウジロウさん「ペンギン帝国もオーストラリアもまだ出せてないですもんね」
福山さん「みんなハ??って顔してますよ(笑)」
谷口監督「いや、一応ギアスの世界にはペンギンが統治して治世してるペンギン帝国っていうのが本当にあるんですよ。そこの王がコウテイペンギンっていう」
コウジロウさん「設定上存在してるんです、本当に(笑) 僕一生懸命設定メモに書いてましたからね。テレビでも一瞬出ました」
多分、シャルルがダモクレスの接続しようとして世界中で地震起こった時かな?
確かにペンギンめっちゃ映ってたけど、普通に南極にもギアスの遺跡あるんやなって思ってたwwwペンギン帝国wwwwww
コウジロウさん「特典のピクドラにも聞きたいんですが、まずは深淵のカケラについて、福山さんどうでしたか?」
福山さん「いつも通り頑張りました(笑) 行ったら台本読むじゃないですか。そこに、ルルーシュ、C.C.、今回の敵役の海賊と、あと女性って書かれてたんですよ。そのモブの女性の中に(アーニャ役の)後藤さんがいてやっぱギアスは油断ならない!って思いましたね。ギアスって結構メインキャラにもモブやらせるんですよ。キューエル役の加瀬さんって、南もやってるんですけど、あの人最高で30分で9役やってましたから!俺も兼ね役ありえるなって」
谷口監督「流石に主役には兼ね役させないですよ(笑) あと、基本的にピクドラは脚本家にお任せしているので、脚本家やスタッフの欲望がそのまま出てくるんですよね。だから、ハマムも作画の木村さんがストレスいっぱいたまっただろうから、好きなように女性を描いてもらおうということでああなりました。で、カケラの方はまたルルーシュくんが女装してたんで、大河内さんは女装が好きなんだなって思いましたね」
\ドッッ/
谷口監督「なんか大河内さんに任せると女装が出てくるんで、よっぽど大河内さんは女装が好きなんだなと」
福山さん「いないからって好き勝手言って(笑)」
谷口監督「いないときはこっちのこと好き勝手言ってるだろ!」
福山さん「ああ言ってますよ!!」
\ドッッ/
コウジロウさん「いやでも木村さん、めっちゃ女の子ばっかり描いちゃったから、やっぱり少しは男も描かなきゃな、スザクとか入れなきゃなって思ってくれたらしくて、反省して描いてくれてます!」
私はピクドラ両方視聴済みなのですが、本当にスザクくん出ると思ってなかったから絵だけでも出てきてくれてめっちゃ嬉しかった……!!可愛かった……。
キムタカ様本当に本当にありがとうございます……お気遣いに感謝……。
ていうかピクドラって円盤購入した人向けのご褒美かと思ってたんですけど製作スタッフ向けのご褒美やったんかいwwwwwwww長年の勘違い\(^o^)/
谷口監督「もう一つの絵コンテ集はギアスではあまりやってなかった途中成果物の収録になるのですが、絵を見せるのが中心で、CGに対する指示書として問題ない範囲で収録しています。総作監の絵はえんぴつ描きなので、より柔らかい印象になると思います。A-onさんだけの特典となるので、よろしくお願いします」
コウジロウさん「結構、心情とかも描かれてますよね。ここは殺すつもりでとか」
谷口監督「そんなに殺す殺す書いてないですよ」
コウジロウさん「(笑) アフレコでも谷口さんが直接こういうこと言ってきたりってあるんですか?」
福山さん「テレビシリーズでは監督と音響監督で三人が手分けしてダメ出しして、他の人には一人が一回なのに俺だけ一人ずつ言われるってことありましたけど、劇場版ではなくなってましたね。ただ、劇場版始まる前に『お前は組織を一体何個潰してきた?』って言われました」
\ドッ/
福山さん「あと、場を回すときのアイドリングトークに何故か俺をいじるっていうね。この前、信長と村瀬歩に、ああいう現場を初めて見ましたって言われました。『どこの現場も福山さんをいじる人なんていません』って(笑)」
谷口監督「いや、こっちとしては第一声発した瞬間に『止めろーーーーー!!』って行きたかったんですけどね。流石に他の人のも一通り聞かなきゃならんと」
コウジロウさん「僕はテレビシリーズの頃は基本的にスタジオにいたんで、劇場版で初めてアフレコの監督を見たんですけど、もう出るんだって思いました」
コウジロウさん「作品によっては私が出ないほうがいい場面もあるんですけどね。だから私は音響監督を必要としてるので。でもコードギアスは登場人物が多いので、自分で行かないと」
福山さん「僕も言われたら必ず言い返すようにしてますから」
ここで、画面がルルーシュ君お誕生日仕様に切り替わりました。
イラストは、一回目のお誕生日上映会で木村さんが描きおろしたルルーシュ君。
コウジロウさん「頭でもいってましたが、今日はルルーシュくんのお誕生日でもあります。バルト9さんでこうしてお誕生日を祝うのは、三年連続です」
福山さん「いやーー今年は格別ですよ!十日前が僕の誕生日だったんですけど、丁度風邪ひいてて仕事休んじゃって、一人で部屋で悶々としてましたから!」
コウジロウさん「じゃあ、今回は代表して谷口監督から福山さんへ花束を贈って頂きたいと思います」
ここでハッピーバースデーのBGMが流れ、恥ずかしがりながら歌わされるオタク達\(^///^)/
歌い終わって花束贈呈のタイミングになったものの、監督は何回か画面上のルルーシュ君に花束を捧げようとしてましたwww
上に捧げるその動きがなんかコミカルで面白かったw
福山さん「僕の顔を見てルルーシュの顔を見てを繰り返してから僕の顔を見たら残像でルルーシュに見えるかもしれないですよ!!」
とか言われながらも谷口監督から福山さんへ花束贈呈も終了。
コウジロウさん「監督、ルルーシュに言うことは特にないと思うんですけど、こうやってルルーシュの誕生日のために集まってくれたファンの方達に一言お願いします」
谷口監督「いや、それはもうありがたいことですよ。我々が作品を作ったとはいえその肉付けは、宣伝だったりキャストだったり、皆さんが考えたルルーシュ像だったりということだと思うんで、私が考えたんです、なんてとてもとても言えません。なので、福山潤に代わってお礼を申し上げます。ありがとうございました」
ここで、まだもうちょっとだけ時間があるということで再びトークへ。
コウジロウさん「復活のルルーシュまで演じて頂きましたけど、ずっと毎年反逆で何か企画が動いてましたよね。スイッチングってどうやってるんですか?」
福山さん「実はそういう時のスイッチングが一番困るんですよ。でもまあ、そういう場合は同じシーンをやることが結構あったんですよね。キセアニも含めて、生アフレコをやらせてもらう機会も多かったんですけど、その時はちょくちょく勝手に演出を変えさせてもらってました。アフレコと生だとまた違うので。そういう時は自分の中の心情でやってたんでうまくいってたんですけど、悩むのは当時と比べて体ができちゃってるんですよね。だから、当時は首の血管切りながら抗ってたんですけど、そこを別のところで抗わなきゃいけないんですよね。監督はもう覚えてないかもしれないんですけど、『君が楽になるのは十年後だよ』って言ってたんですよ」
谷口監督「ああ、言った言った。あと、他のベテランの人たちにも、主役を潰していいので、自分達が主役のつもりで演じてくれって言ってました。他の作品だとベテランが新人に合わせてちょっと演技を下げるっていう手もあったんですけど、それをするとこの人は楽をするんですよね。だから、潰すつもりでやってもらいました」
福山さん「頑張っていたし今思えば楽しかったですけど、及んでないところは及んでないですからね。シナリオ上では勝ってたとしても、こっちでは負けてるかもしれない。前に檜山さんに言われましたもん、『シナリオ上で負けてやったよ!』って。そんな檜山さんとも今回ご一緒できましたけど。今の立場上、役どころであったりストーリーだったったりでこういう熱量で出来る作品はそんなに多くないんですよね。だから、コードギアスは常に今できる全力でやってます。スイッチングは全力までやる、です」
コウジロウさん「皆さんもう十年以上前の話だから忘れててもおかしくないのに、その当時の思い出をすっと言ってくれますもんね」
福山さん「当時の思い出、笑顔ほぼなかった!」
谷口監督「笑ってたのはセシル役の井上喜久子さん、ロイドの白鳥てっちゃんと若本さんくらいでしたね」
福山さん「若本さん、俺の後ろにいきなり来てハッハッハ……って笑ったりしてた(笑)」
コウジロウさん「真殿さんもいいキャラですよね。さっきも裏で話してたんですけど、夜と扇とルルーシュのシーン、あそこはたまらなくおかしい。この二人がどういう気持ちでやってるか想像してみてください」
谷口監督「あそこは福山さんと真殿さんでリアルにやらないと(笑)」
コウジロウさん「じゃあまた上映会しなきゃ(笑)」
ここで時間が来て、最後に一言ずつ、という流れになりました。
谷口監督「復活のルルーシュで、ルルーシュというキャラクターに区切りをつけられたと思っています。復活は反逆のルルーシュ編の最終章として書いたので、今はもう私の手は離れたと思っています。これからは皆さんの方で受け止めて頂けるとありがたいです。本日はありがとうございました」
福山さん「監督とこんな風に笑いながら話せる日が来るとは、テレビシリーズの制作当時からは考えられないなと思っています。今回の復活で個人的には彼の物語は一旦区切りがついたと思っています。自分の気持ちは台詞でも込めさせて頂いたので、またBlu-rayで見て頂ければと思います。本日は誕生日とともにありがとうございました」
ということで、トークイベントは終了し、福山さんと監督は降壇していかれました。
蛍の光感がすごい……。
最後に、コウジロウさんからいくつか告知がありました。
コウジロウさん「Blu-rayですが、本日九階でも売っています。ただ、絵コンテ集やハマムのイラドラはA-onさんだけで入ってるので注意してください。あと、木村さんのイラスト集再販します!こちらは続報をお待ちいただければと思います。本日発売のメカムック復活のルルーシュ、復活の設定集が入った貴重なムックです。また、福山さんも言っていた通り、これから先もいくつかコードギアスの企画は動いています。復活のルルーシュはこの先十年の始まりなので、是非これからも応援して頂ければと思います。本日はありがとうございました」
ということで、お誕生日イベントは終了となりました。
長くなりましたがここまで読んで下さってありがとうございました!
思えばイベントレポを書いたのも久しぶりでした。
私は本当に参加できて直接お話を聞けて良かったなと思えたので、少しでも会場内の空気を伝えられていたら幸いです。
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