叛道生コメンタリーレポ
劇場版コードギアスⅡ叛道の生コメンタリーに参加してきました!!
生コメンタリーに参加するために新しく買ったノートとマルイコラボのルルーシュボールペンを、夕飯食べたお店に忘れて来るという失態を犯しお友達のクロッキー帳をお借りしてこのレポのメモをとったという大罪をまずは告白いたします。
お陰様でこのレポを書くことができて本当に……圧倒的感謝……
さて、いつも通り台詞はニュアンス、かつ誰が喋っていたかが曖昧なレポですが(特に湯川さんと河口Pの声が似てた……)、もし良ければお付き合いください。
今回登壇されたのは、司会のコウジロウさんと大河内さん、湯川さん、河口さん。
ここで恒例の、今回が叛道初めての人ー?という質問。結構挙手されてる方いらっしゃいました。
しかし、テレビシリーズも見てない上に初めての人は流石にいなかったようです。
始めの挨拶の後、席へ移動して叛道開始後、更に声確認のため挨拶再び。
やっぱり喋り方なのか声のトーンなのか、湯川さんと河口さんが若干似てるんだよな……!
コウジロウさんは聞き慣れているので滅茶苦茶わかりました笑
ちなみに河口さんは映画に見入っていることが多く、湯川さんと度々「河口さん喋ってないけど」「ちゃんと見てます」「喋るのが仕事だから!」という感じのやりとりをしてました。
コウジロウさん「叛道のコメンタリーですが、バンバンテレビシリーズの話していきます。ちなみに興道はスザクがランスロットのパイロットだったって知ってルルーシュがアワワってなるところから始まりますね。ここら辺からややこしくなっていきますよね」
大河内さん「キュウシュウ事変辺りからややこしくなっていきますよね。誰が何を知ってて何を知らないのか、という辺りが」
湯川さん「そう、だから平和なスピンオフをやりたいですって話をすると大体6話あたりになるんだよね」
わかるーーーわかりみが深いーーー本編で平和な学園シーンだけを書きたい同人誌も大体6話~9話辺り~!!
って心の中で滅茶苦茶頷いてました\(^o^)/
コウジロウさん「当時のシナリオ打ちってどのくらいやってたんですか?」
河口さん「大体6時間くらい……?」
大河内さん「僕はその後に副シリーズ構成の吉野さんと更にやってましたね」
湯川さん「プロジェクトが大きいからプロデューサーが多いんですよね」
大河内さん「だからとりあず希望を出してもらって採用できるかどうかを考えるようにしてました。そんなことしてるから長くなるんですよね議題が。この人がここで知るのはどうだとかここでこの人を巻き込むのはどうかとか何種類も話のバリエーションを考えるから効率が悪いんですよね(笑)」
コウジロウさん「そうやって話作っていってたんですね。でも最初から決まっていたこともありますよね?」
大河内さん「血染めのユフィで悲劇に転がっていくのは序盤から決まってました」
コウジロウさん「ギアスの在り方も二転三転してませんでした?僕、スザクが壁走った時監督にスザクはギアス持ちだからこんなことできるんだって言われたことあるんですが、その設定いつの間にかなくなってたんですよね」
大河内さん「そうなんですか?僕の中でスザクがギアス持ちだったことはないですね」
湯川さん「演出プランとして、納得するために自分に暗示をかけてたのでは?谷口さんは自分が腑に落ちるようにやりたい人だから」
自分に暗示をかけるって、ルルーシュか!www
コウジロウさんから「スザクがギアス持ち設定だったことがある」っていうのは前から聞いていましたが、それが撤回された理由の新解釈が出たなと思いました。
コウジロウさん「皆さん監督と喧嘩とかしなかったんですか?」
湯川さん「喧嘩……というか、対立はしたよ」
河口さん「まあ空気が悪くなったことはある」
大河内さん「僕一回谷口さんに謝られたことありますよ」
湯川さん「それはすごい!貴重だよ!谷口さんの場合強く否定することが多いから」
大河内さん「言われても、僕が最初に書いているからあんまり悔しくないんですよね。僕が最初で、最後はあなたねって」
湯川さん「すごいねー、そう考えられる脚本家さんなかなかいないよ」
大河内さんの大人力!!本当にすごい!一度書いた話を強く否定されてそう考えられることってなかなかできないですよね……。
そしてここで、これまであまり触れて来なかったスクリーンがスザクの生きろギアスのシーンに。
コウジロウさん「二期決まってて先も長いのにこの段階でスザクにギアスをかけることに戸惑いはなかったんですか?」
大河内さん「面白いことをあまり先延ばしにしたくなかったんですよね。やっぱり『来週どうなるんだろう?』がコードギアスの魅力の一つなので」
ほんっともう来週どうなる魅力にまんまとハマってここにいるのが私なんですよ!!
コードギアスは本当に引きが良くて、来週が気になり過ぎて一期を一気見した時は次を再生する手が止まらない、止めることがストレスになってたし二期のリアタイは毎週次が気になって気がそぞろでした!!
場面は移って、シュナイゼルが部屋で上着を脱ぐシーンに。
コウジロウさん「シュナイゼルの上着を脱いだ服ってここで初出なんですよ。シュナイゼルって本当に大変で、どうなるかわからないキャラだから表情もわからないんですよ。恐らくラスボスになるであろうとは言われてたんですけど」
湯川さん「オープニングでラスボスっぽい雰囲気出してたしね」
コウジロウさん「どうなるかわからないから服もあんまり着せられなくて、ノーマルの服を引っ張り続けてやっと上着を脱げました」
シュナイゼルの上着にそんな苦労話があったとはwww
画面は移り、学園祭に。ユフィがナナリーとお茶を飲み、カップを持つ手が震えてるシーン。
コウジロウさん「劇場版ではユーフェミアはこの辺でルルーシュがゼロじゃないかと疑ってるんですよね。ちなみに、テレビシリーズの時はなんでここで学園祭のことやろうと思ったんですか?」
大河内さん「ルルーシュが最高潮に幸せな時に、行政特区の宣言をやりたかったんですよね」
コウジロウさん「河口さん、このタイミングで学園祭っていうのは懸念とかなかったんですか?」
河口さん「そうだね、この時とにかく大変だったから……学園祭ならメカ戦がないし、元々ある学園だから設定もあるし安心だったかな」
湯川さん「新しい場所で設定ないと監督に怒られるもんね(笑)」
大河内さん、すごいさらっと酷いこと言う!!www
テレビシリーズだとこれ、前話がキュウシュウ戦役でゼロとスザクが共闘して、視聴者的にもちょっと未来明るんできたんちゃう……?みたいな時だったからな。
画面は進み、シュナイゼルがコーネリアを褒めるシーンに。
コウジロウさん「ここのギルフォード見ておいてください。後ろでこっそり頷いてるでしょ?話聞いてるんですよね何気に」
湯川さん「芸が細かいなぁ~(笑)」
河口さん「シュナイゼルは声も二転三転したよね」
コウジロウさん「シュナイゼル誕生日事件とかもありましたよね。千羽さんにキャラの生年月日を決めて貰ってたんですけど、シュナイゼルとコーネリアは同じ年なのに千羽さんが決めた誕生日だとシュナイゼルの方が弟ってことになっちゃって。後から誕生日変更しました」
あーーーーシュナイゼルの誕生日が4月1日だったことがあった的な話これが理由かな!?懐かしい説だ……。
また学園祭に戻り、今回出演キャラ多いですよね、という話に。
大河内さん「昔富野さんに言われたんですよね、何か困ったらキャラを一堂に集めるんだって。そうすると、こいつとこいつが会ったらこうなるだろう、という感じで勝手に動くんですよね。キャラが立ってると」
コウジロウさん「シナリオ会議の時とかもキャラの話をするんですか?」
河口さん「凄いしますね。漫画原作は元々キャラが立ってるけど、オリジナルはそれに対抗していかなきゃいけないから」
大河内さん「逆にやっていく内にキャラが立っていくこともありますけどね。ジェレミアやヴィレッタとか。ジェレミアは早く殺す予定だったんです(笑)」
湯川さん「バトレーが結構長く生き残ったのは俺ら中間管理職の当て擦りだよね。見てていつも胸が痛くなるもん。関わらなきゃよかった、あんな監督……って(笑)」
\ドッ/
場面変わって特区日本宣言をテレビで見る藤堂さんのシーン
コウジロウさん「藤堂さんまたテレビ見てますね。いつもテレビ見てるんですよ本当」
大河内さん「藤堂さんは黒の騎士団の指揮官がルルーシュしかいないというのは説得力がないってことで仲間になったんですよね。カレンは強いけど指揮官じゃない」
湯川さん「扱い良かったですよね藤堂さん。人気もあった」
コウジロウさん「女性にも好かれてますしね。隣にいるんだから気付けよって感じですけど」
湯川さん「あれはね、ずっと『女の子』だと思ってるんでしょうね」
コウジロウさん「もういい歳なのに(笑)スザクのことも『男の子』だと思ってるでしょうね。三段突きかわされてびっくりしてたし」
スザクのこと男の子って言われて萌えました\(^o^)/
ここで、画面に映された咲世子さんの話題に。
コウジロウさん「総集編で咲世子さんの出現率上がりましたよね。咲世子さんはいつの間にか忍者に……」
湯川さん「新井さんのキャラが強烈だったよね。ミレイ役の大原さんと一緒にやってたラジオでも、ミレイを手の平で転がす感じで」
大河内さん「ラジオ、新井さんのも福山さんのも作業しながら聞いてました」
コウジロウさん「ラジオ一回復刻しましたよね?」
湯川さん「あれはね、谷口さんからしろって言われた」
今こそるるくるステーションを再び……!!!!!!ってめっちゃ心の中で念じました。届いてないかもしれないのでここでもう一度主張しますね。
今こそるるくるステーションを再び……!!!!!!
っていうか音源残ってるなら今頃DJCDみたいやつ出してもいいんですよ!!?
場面進んで、特区日本の会場に。
大河内さん「うっかりギアスは結構悩んだんですよね。どううっかりさせるか。最終的に、策を弄さない方がいいという結論になりました。やっぱりルルーシュが唯一負けるのが何も考えてないユーフェミアってとこがいいんですよね。知略で来る人は勝てそうですし」
湯川さん「え?それって経験談ですか?」
大河内さん「いやいや(笑)」
湯川さん「でも確かに天然の人の方が強いんですよね、ほんと」
画面はスザクがC.C.のシルエット?を見るシーンに。
コウジロウさん「ここって、理由ちゃんとあるんですっけ?」
大河内さん「これは、基本的に人は集合無意識でみんな繋がってるんですよ。ただ、人によって見える、見えないが違うんです」
湯川さん「集合無意識って普通にある概念で、それを参考にしてる部分もあるんで、興味があれば検索して頂ければ」
基本、シャーマンキングのグレートスピリッツだと思ってた私\(^o^)/今度ちゃんと調べてみよう。
画面は進んで、ユフィが「その名は返上しました!」と反論するシーンに。
大河内さん「『俺のためか!?』みたいなとこ好き」
\ドッ/
大河内さん「若干自信家なんですよね」
コウジロウさん「ルルーシュって育ちがいいから人を憎み切れないんですよね。情に絆されるというか」
そしてうっかりギアスからの虐殺へ……
湯川さん「もうここら辺大河内さんと谷口さんの真骨頂!」
河口さん「もう(ユフィ役の)南さんに顔向けできない」
コウジロウさん「よくあの時代にこのカロリーを作れたなと」
湯川さん「虐殺シーン、今だったら危なかったかも。当時のMBSはまだゆるいんですよね。この赤い血、今はダメですよ。今日も違うアニメで血は黒くしてって言われました。画面にある血の比率でNGくらったこともある」
河口さん「当時でもいっぱいクレームきたらしいですよ(笑)」
そうなんやーー!?深夜でもやっぱあれほどやるとクレーム来るんだ……。
画面は皇帝の「あやつ、やりおったか!」のシーン。
コウジロウさん「これ、監督に確認したんですけど、(あやつは)ユフィのことらしいですよ」
大河内さん「ああ、ここはわざとミスリードさせてます」
えぇぇええええーー!?そうだったのか!!十年間ルルーシュのことだと思ってたわ!衝撃の真実……。
皇帝も全部は知らなかったってことなんか?
ここからはしんどいシーンが続くので、生コメンタリーも度々シーンとしてました。
次の会話、確か場面は「見つけ出して殺せぇ!」くらいのところだったかな。
コウジロウさん「なんであそこであんなひどいことしたんですか?」
湯川さん「谷口さんと大河内さんの趣味です」
大河内さん「僕も谷口監督も、ギアスっていうのは卑怯な力だと思っているんですよね。だから、それを使ってきたルルーシュには報いを受けさせなきゃいけないんですよ」
大河内さん、若干のいじりにもマジレスで応えてくれる\(^o^)/
画面はルルーシュがユフィを撃つ、「多分、初恋だった――」のシーンに。
湯川さん「このシーン、男的にはグッと来るけど女性声優さんにはこんなこと言われても興醒め~って言われたんだよね」
コウジロウさん「(笑)まぁ……撃たれてますからね」
そして画面はユフィの遺言と、ゼロが演説するシーンが交互に来るシーン。
ちょっとどんな話の流れだったか思い出せないんですけど、多分悲劇がどうこうみたいな話だったかと。
大河内さん「僕、R2の最後はハッピーエンドだと思って書いてるので」
コウジロウさん「おおっと」
湯川さん「ハッピーエンドかぁ」
大河内さん「世界征服までできて笑顔で死ねる方がよくないですか?ダラダラと自分の美学に反して生きているより絶対いいと思うけどなぁ」
湯川さん「今多くの大人を敵に回したよ!?」
大河内さん「物語の中の話ですよ!(笑)現実はまあ色々あるから……」
河口さん「谷口作品は生き地獄だって言うしね」
そっその理論でいくとあの……ゼロレク後のスザクについてっていかがお考えで…………(考えるのをやめた顔)
「合衆国日本!」あたりのシーンに。ちなみにここらへんのモブ、描かれたの千羽さんだそうで、「非常にクオリティの高いモブ」と評されていました。
コウジロウさん「あの腰の角度難しいんですよね」
河口さん「木村さんもルルーシュの基本は腰くいであるって言ってましたもんね」
そしてここら辺からまたコメントできないターンに……
場面変わってルルーシュがC.C.と二人になるシーンに。
湯川さん「C.C.に泣き言いうルルーシュ好き」
コウジロウさん「ギアス暴走しちゃってるからC.C.としか会えないですからね。まだコンタクトないから。そう言えばコンタクト問題ってありましたよね。リアルなサイズにするのかルルーシュの目に合わせるのか。でもルルーシュの目に合わせたら巨大になっちゃうんですよね(笑)」
河口さん「あったあった」
コウジロウさん「結局リアルなサイズにして極力見せないようにしたんですけど」
湯川さん「コンタクトに限らず家具とかもあの等身に合わせて違和感ないようにしないといけないから作画さんが苦労してたよね。ここに慣れたら他にいけないって言われて。でもお陰で絵が他と差別化されてて、R2の時も新番組があっても怖くなかったです。本当にクランプさんに頼んで良かった」
画面進んで、神楽耶様が凄い動くシーン
コウジロウさん「ここは田畑さんが描きたいって言って描いて貰ったシーン。神楽耶好きなんですよ。自分でロリコンを公言している人なので。今やったら捕まりますよね」
改造されたジェレミアがバトレーに説得されるシーン
コウジロウさん「面白いこと言ってますけど、すげぇひどいことされてますからね」
人体実験ですもんね!!私もそれ思ってた!!勝手に体機械化されとるで……て。
ここで話題は、24、25話はスペシャルステージをやりましたよねという話に。
河口さん「終わった後エェエーッて言われました」
コウジロウさん「当時ツイッターとかなくて良かったですよね。すごいこと言われてましたよきっと」
湯川さん「女性の方で泣いてる人もいて、櫻井さんに『ひどいことしますね!』って言われました」
コウジロウさん「そう言えばこの頃、スザクめっちゃ嫌われてたんですよね。櫻井さんなんかスザクが嫌いですって手紙貰ったりして。今ではやっとスザクの良さが伝わったのかなー」
ちょちょちょちょちょちょちょちょっと待って下さいよーーーーーーーーーー!!!!!!
当時もR2時代もそれ以降もスザクのこと好きなスザクファンは結構いたんですよ!!?!?!?
ただ公式や櫻井さんご本人にわざわざ嫌いです手紙を送る狂った奴が多かっただけなんです!!
アンチが多かっただけでファンもいたんです!!!!!!!
アニメ誌の好きなキャラランキングにも結構スザクランクインしてたと思うけどなーまぁ直で狂った手紙送ってくる方が記憶には残るよね。
今は好きが公式に届きやすい、いい時代になったんだなぁ……。
コウジロウさん「23話がクールの最終回になるって決まって何か変えたりしたんですか?」
大河内さん「台詞くらいですね。あー電話のシーンは元々はなかったかも」
湯川さん「携帯電話も持たせるかどうか、議論ありましたよね。今だと持たせて当たり前だけど、当時はそこまでじゃなかったから。SEEDは持ってなくてSEED DESTINYは持ってる、くらいで」
大河内さん「携帯電話持たせるとドラマ性が下がっちゃうんですよね。ちょっと連絡したいけどできない状況も、携帯があると解決しちゃうから。でも23話でも使えましたし、持たせて良かったですよね」
湯川さん「今だとガラケーだねって思っちゃうけど(笑)」
コウジロウさん「ルルーシュ、作中で携帯三つあるんですよね。こいつ一回二つにパッカーって割ったじゃないですか。割るなよ!って思いましたもん」
湯川さん「また考えなきゃいけないもんね(笑)」
コウジロウさん「谷口監督に次は変形するやつにしてくれって言われて。変形する携帯って!?って思いながらわかりましたって言いましたけど」
湯川さん「その内ロボットになるやつにしてって言われるよ(笑)」
劇場版ではタッチパネルが導入されてたし復活ではスマホになるのかな……www
画面は進み、ブラックリベリオンでスザクが黒の騎士団相手に暴れまわってる辺り。
湯川さん「よくこんな戦闘シーン描けましたね」
河口さん「作画の方々のこだわりが凄くて。瓦礫もこんなに崩れてるんだかた適当でいいのにこことここが合わないようにしないといけないんだってこだわってて。今はもう3Dレイアウトを先に起こしますね。その方が早い」
ここで、不意に名前の付け方の話しに。
コウジロウさん「主要キャラはみんな大河内さんが名前付けたんですか?」
大河内さん「名前の付け方は独特で、ルルーシュとスザクとナナリーは僕が決めたんですけどそれ以外は僕だったり谷口監督だったり、まちまちですね」
コウジロウさん「そう言えば、千草って……これ言っていんかな。いいですか?大河内さんの元カノからとったって谷口さんが言ってるんですけど」
大河内さん「それほんとは違います。俺そんな名前の彼女いたことない。杉山って前にいた制作進行の……」
コウジロウさん「ああ、いましたね。黒の騎士団の杉山ってあれ声優さんじゃなくて制作進行からとってるんですよ。あいつかー。谷口監督大河内さんの元カノってすっと言ってますよ。誤解解けてよかったですね(笑)」
ちょっと待って、え、黒の騎士団の杉山って声優さん名じゃなかったの!?www十年越しの真実\(^o^)/井上は!?井上喜久子さんじゃないの!?えっ!?
大河内さんの元カノ問題よりびっくりしたわwww
画面は進み、「扇が撃たれたって!」あたりに。
河口さん「この辺の黒の騎士団、当時の制作状況みたいだよね」
コウジロウさん「ああ~大混乱でしたね」
湯川さん「コーネリアみたいに谷口監督の怒号が飛んだりして」
ルルーシュが仮面をとってコーネリアに姿を見せるシーン
大河内さん「ああ、このルルーシュも綺麗だね」
凄いしみじみ言われていてンンッフフwwwってなってしまった。わかりみが過ぎる。
ここからは、新録アフレコの話に。この辺りはジェレミアが神根島に来たシーンだったかな?
湯川さん「やっぱり皆さん気合いが入り過ぎてて、尺を超しちゃうんですよね」
コウジロウさん「主要キャラ以外もみんな主役を食ってやるって勢いできてますもんね」
そして神根島の遺跡のシーンに。
大河内さん「ここ、最初はスザクとルルーシュだけのシーンだけだったんですよね。でもよりぐちゃぐちゃにした方が面白いんじゃないかと思って、カレンも呼んでやろうって話になったんですよ」
コウジロウさん「そんな飲み会に呼ぶみたいに」
大河内さん「まぁあと、カレンはC.C.と並ぶもう一人のヒロインなので、そろそろルルーシュのこと知らないと同じステージに立てないっていうのもあって」
そんな飲み会に呼ぶみたいな気軽さであんな修羅場に強制参加させられたら堪ったもんじゃないwww
もう一個ちゃんとした理由があって本当に良かったです\(^o^)/
あと大河内さんがさらっと「23話あたりからゼロってあいつじゃないかなって思ってる」って言ってたんですけど、えっ嘘ですよねもう少し早くから疑ってますよね!?ん!?
SEで特区日本に誘う含ませた感じの話あるし、多分特区より前やと思うんですけど、ほんとスザクがいつから気付いてた問題は重要なので、いや、あの、えっ???
ここは特に突っ込まれずにさらっと流れた……。
そしてシーンはルルーシュが流体サクラダイとを付けだす辺りに。
湯川さん「ルルーシュって頭いいのに説得の仕方が下手だよね」
大河内さん「ここで土下座してたら何か変わってたかも」
コウジロウさん「スザクすまない!!ってね。意外と一緒にナナリーを助けてくれたかも」
(スザクのくるくるキック)
コウジロウさん「一応フォローしとくと、ルルーシュは普通の男の子くらいの体力はあるんですよ。スザクが化け物なだけで」
河口さん「ただちょっと長く走ったら息切れしちゃうけど」
そしてR2の番組枠の話題に。
湯川さん「R2は夕方になっちゃったよ、ごめんって話をしたよね」
大河内さん「深夜から夕方になるにあたって、最初作ってた脚本は一回つかえなくなっちゃったんですよね。放送局から最終回の続きじゃなくて一話っぽくして、今回から入った人でも見れるようにしてと言われて」
湯川さん「でも製作費は跳ねあがったよ。全然違った」
ここでシーンはナナリーが見つかったというニュースが流れるところに。
コウジロウさん「このシーン、シュタットフェルト家がって言ってますけど、ここ監督に確認してきました。シュタットフェルト家は、カラレスに取り入って金で名声を買ったんだそうです。自分が救った事にしてくださいって」
これ、5月3日の発生可能上映の時に出た質問の答えですね!!
あの時の質問者さんに果たして届いているのか……!?!?ツイッターでも言ってあげてー!!
画面は変わって、ナイトオブラウンズが集まるシーンに。
コウジロウさん「ナイトオブラウンズを作ったのは大河内さんなんですか?」
大河内さん「R2の時に作りました。スザクの友達…というか、同僚を作ろうって話になって。あといつまでもスザクやジェレミアとばかり戦わせてられないんで、世界大戦にしようということで」
友達から同僚に言い直した点印象的でしたwww
大河内さんもまた友達のハードルが高いマンの一人なのか……。
そしてロロ登場シーンへ。
大河内さん「ロロはナナリーの偽物ってことだったから女の子のにしようっていう案もあったんですよ」
コウジロウさん「それはリリーシャじゃないんですか?」
大河内さん「リリーシャじゃなくって普通に妹役として。でも女の子だったらあの悲劇は作れてなかった」
コウジロウさん「ルルーシュも女の子にボロ雑巾にして捨ててやるとは言えなかったでしょうしね」
ほんとルルーシュ君のそういうとこ!!!!ロロが男の子で良かったなぁ……。(しみじみ)
画面は進み、ゼロ復活をラウンズが見てるシーン
大河内さん「ジノはすぐスザクを肩を組むやつなんですよ。スキンシップが激しいというか。クランプさんにもジノは大型犬みたいなやつですって言いました」
リアタイ時代、最初にジノをアニメ誌で見た時は気のいい世話焼きお兄さんタイプのキャラかと思ったよね。まさかジノが年下大型犬キャラだったとはな……。
画面は神楽耶様と天子様がお話してるシーンに。
コウジロウさん「大河内さん、中華編苦戦してましたよね」
大河内さん「ああ、三本くらい書いて全ボツしたやつ……」
湯川さん「大河内さん、あの時半ギレしましたよね」
大河内さん「銀英伝みたいな雰囲気で作戦中心にするっていうからそう書いたのに」
河口さん「まぁでもあの時代だとこっち(アニメ本編の中華編)の方がよかったよね」
大河内さん「まぁコードギアスは作戦合戦より、作戦考えないスザクが作戦を潰すってところが面白いですからね」
そしてどんな流れだったか、不意にイラドラの話に。
湯川さん「他のアニメで特典でイラドラ作ってって言っても、みんなコードギアスみたいにはできませんって言うんだよね。コードギアスは止め絵で動かそうとするから。紙芝居でいいって言ってるのに凄い枚数あるの」
コウジロウさん「確かにイラドラなのに結構動きますもんね」
湯川さん「また動画編集の人もなんとかここを動かせないかって頑張っちゃうんですよ。動画編集スタジオって時間単位で時給制だからすごくドキドキしてた」
そういえばギアス以外であんまりイラドラみたいなのって見ないかも!?
画面は叛道新規のスザク君お着替えシーンに。
コウジロウさん「肌着着ないんすね、こいつ」
湯川さん「アレルギーないんだねー」
スザクのお着替えシーンへのテンション低すぎてワロwwwファンとの温度差で台風できるwwwいや高くてもアレですけれども!
そしてスザクvsさよーしゅのシーンに。
湯川さん「もうこれ絶対谷口さんがやりたかっただけ!」
コウジロウさん「アクション凄いルルーシュって違和感バリバリですよね」
画面は進み、ルルーシュがロロにプレゼントを渡すシーンに。
コウジロウさん「駄目押しでプレゼント渡すのが慣れてる感じしません?」
大河内さん「(笑)」
コウジロウさん「ロロを出した意図はなんだったんでしょう?やっぱりナナリーの代わりに?」
大河内さん「ナナリーの代わりっていうのもあるんですけど、ギアス方面の強敵を作らなきゃいけなかったので。ヴィレッタ達だけだと、ギアスかければ済んじゃうんですよね。あと、ナナリーの偽物ということで一期の時の遠い相手への怒りだけじゃなくて、身近な怒りもあるところがいいかなと」
画面は進み、ギアス饗団の辺りに。
バトレーの死の辺りで「やっぱり谷口監督の嫌がらせだと思うんだよな」なんて小話を挟みつつ、コーネリアがKMFを整備するシーンに。
コウジロウさん「ブリタニアの皇子皇女って本当に才能に溢れてますよね。クロヴィスも芸術方面は秀でてましたし」
大河内さん「そう、クロヴィスは政治に向いてないってだけだったんです」
コウジロウさん「多才な人が多いですよねー。オデュッセウス以外」
湯川さん「オデュッセウスも違う才能があったかもしれないよ?中間管理職の才能とか」
そして画面はコーネリアがジークフリートを撃ち、V.V.が「ジークフリートの弱点を知っている攻撃!?」ってなってるシーンに。
コウジロウさん「弱点って言っても実弾に弱いってだけなんですけどね」
大河内さん「最初、このコーネリアの反撃はなかったんですよ。でも谷口監督が入れたいと。コーネリアに心の決着をつけさせたいって言っていて」
湯川さん「谷口監督って情け深くはないけど情はあるんですよね」
こういうところでコードギアスの深みにハマっていくんだよなーーー!!!
コーネリアのシーンあるのとのないのとじゃやっぱり全然違うしな……。
そして画面は変わり、扇とヴィレッタのシーンに。「でも君を好きになってしまったんだ!」
湯川さん「なんだこれ??」
\ドッ/
コウジロウさん「これアフレコの時はもっとぬめっとしてましたからね」
いやほんと結構そのシーン他とテンションが違い過ぎてなんだこれなんだよなwww
画面はナナリーとスザクが政庁で会話するシーンに。「まさか。ナナリーにだけは嘘を吐かないよ」
湯川さん「またまたぁ」
コウジロウさん「丁度嘘を吐きましたね。ここのスザク、手袋はめてないんですよ。はめてたら手触られてもバレなかったかもしれないのに」
画面はV.V.が死ぬシーンに。
コウジロウさん「ここでもうV.V.のコードはとられてるってことですよね?」
大河内さん「そうです。あとアニメで出てないんですけどV.V.のコードは首筋にあるんですよ。だから首から血が出てるんですね」
そうだったのーーー!!?十年目の真実再び。まだまだ知らないことが沢山あるなぁコードギアス……。
画面はCの世界のルルーシュ、皇帝をギアスで殺して独り言いってるシーンに。
コウジロウさん「この人、ギアスかかってないじゃないですか。よく我慢してますよね。こことか絶対笑い堪えてますよ」
(皇帝が起きて「王道で来るがいい!」って言ってるシーン)
コウジロウさん「ギアスが効かない、可哀想」
湯川さん「これだけ近くにいるのに殴りにいかないんだよなー」
コウジロウさん「そう言えば、身長設定って公式には出してないんですよ。なんでかっていうとこうやって二人が並ぶと皇帝がでかすぎるので。ルルーシュが180くらいだとすると皇帝2メートル半くらいにあるんですよね」
湯川さん「2メートル半はやばいね、人間じゃないね。せめて2メートルくらいだよね」
ちょっと待って色んなムックとかに出てる身長設定は公式じゃなければ一体どこから出てきたものなのwww
そしてシーンは進み、ニーナがフレイヤの実験を成功させるシーンに。
湯川さん「シナリオやってシリーズ構成やって、ってしてると、どうしてもスザクがフレイヤ使っちゃう日が8月の広島に原爆落ちた日になっちゃうんだよ。だからフレイヤは本当はもっとリアルに核っぽいものだったんだけど、漫画爆弾にしてくださいって言ったんだよね」
ってアレわざとじゃなかったんかーーーーーい!!
うわお前……広島の原爆の日にこんなお前……って思ってた十年前……わざとじゃなかったんかい……どうしてもなっちゃうって……凄いなコードギアスって……あれでも結構界隈震撼したよ……。
画面はC.C.が記憶喪失になったシーンに。
大河内さん「記憶喪失はラブロマンスの装置としてやりました。この辺りではもうルルーシュの相手はカレンじゃなくてC.C.ってなってたので。本当は中華編でC.C.が攫われて少しルルーシュと関係が深まるはずだったんですが、なくなったので。あと、19話に向けてルルーシュの味方をなくさなきゃいけなかったんですよね」
言うて、記憶喪失になったC.C.とルルーシュって全然ラブロマンスしてなくないか!?
ルルーシュ君のママみが増しただけだった感が強い。
ここからは、終わりも近付いてきたということで、叛道の感想を一人ずつ言っていってました。
河口さん「三部作の真ん中ってただの繋ぎになりがちなんですけど、スザクに着目してまとめてあるのがすごく良かった」
湯川さん「僕も、正直部下にするならルルーシュよりスザクなんで、スザクが着目されてよかったなと。あと新作カット?と思ったら既存のカットだったところもあって、これはやっぱりテレビシリーズ凄いなと思いました」
コウジロウさん「そう言えば、質問にもあったんですが、スザクが初めてキービジュになって、センターになることに違和感はなかったですか?」
湯川さん「全然」
河口さん「なかったですね」
大河内さん「僕は、やっぱり一期の後繋がって見れたのが良かったですね。あそこが毎回期間空いちゃうので」
ここで、画面がラストのスザクの部屋のシーンに。
コウジロウさん「ここ、監督に聞いてきたんですけど、ユーフェミアの肖像画を描かせたのはコーネリアらしいですよ」
湯川さん「でもあの巨大な絵、スザクが一人でえっちらおっちら持ってきたって噂がありますよ」
コウジロウさん「ナイトメア使えよ(笑)」
湯川さん「オーディオコメンタリーで言ってたんです。今回のオーディオコメンタリーは150分もあって、櫻井さんと谷口さんで櫻井さんが演技論を熱く語ってたので、是非見てみてください」
突然の宣伝!!予約済みです!!っていうか今回のオーディオコメンタリー、谷口監督と櫻井さんと藤津さんなんですね!?小清水さんが予定されてた記憶があるけどどうした?!
でも確かに叛道のカレンを小清水さんに語らせるのは可哀想がすぎるかも……。
画面上は既にエンディングロールとThe Moonが流れていました。
湯川さん「The Moon、あの終わりだからユーフェミアを失うスザクの心情とあわさってていいですね。監督も満足してたし」
コウジロウさん「こないだ銀座でピアノコンサートやったんですけど、その時ピアニートさんがアンコールでThe Moon弾いてくれて。泣いているお客さんもいました」
あの引きでThe Moonは本当に神だよ……。
こうして叛道は終了し、最後に登壇して一言ずつの挨拶がありました。
河口さん「スタジオで見てる時は、今日みたいにあれやこれや言いながら見てるんですけど、それと近い気持ちで見てました。コードギアスプロジェクトはこれからも五年、十年と続いていくと思いますので……」
湯川に「本当に!?」
河口さん「勿論ファンの皆さんの応援とスタッフ次第ですけど(笑)これからも応援、宜しくお願いします」
湯川さん「あの頃走り抜けた作品をこんな風に見れて良かったです。これからこの後三部ですが、よろしくお願いします」
大河内さん「今日叛道を見て、この後皆さんには皇道を見て頂きます。これでも最後なんですけど、僕はスタート地点だと思っています。劇場版三部作は復活のルルーシュのために作ったものでもあるので、これからも応援よろしくお願いします。
ということで、この生コメンタリーは終了。最後にコウジロウさんから告知があって、皇道の入場者特典の話が出ました。1~4週目は既出の情報だったんですけど……。
コウジロウさん「五週目の招待状。これ、三種類あります」
\エェェエエエエエ!/
コウジロウさん「ごめんねー。皇道、何度も楽しんで頂けると嬉しいです」
ご……っ五週目で三種類の招待状……オエッ……ウッ……アッ……
劇場通い、全力を尽くします……。
それはそれとして、生コメンタリーほんとにとっても楽しかったです!!
大河内さんのお話をこんなに長く聞くのは初めてだったと思います。
お陰様で貴重なお話を沢山聞けました。ありがとうございました!!
皇道は先行とセットという形にはできないと思いますが、どうかお願いします!!皇道でもどうか!!生コメお願いします!!
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